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MOROHAの「Apollo 11」は父親が娘に送りたくなるウェディングソング

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最近、MOROHAの新作「MOROHA III」を聴いたんですが、すごく良かったです!同日のリリースだったハイスタの新作や星野源の新作とはまた違う、なんというか魂にグッとくる感じを味わいました。

その中でも、「Apollo 11」という曲がストレートに響きました。

MOROHAというラップユニットについて

本題に入る前にMOROHAについてちょっと書こうと思います。

MOROHAという名前

「MOROHAってなんぞや?」という方に簡単に説明しますと、MOROHAは2008年に高校の同級生であるアフロとUKで結成されたラップユニットです。「MOROHA」と聞くと大抵の方は「諸刃」、「諸刃の剣」と連想しそうですが、そこから来てるんでしょうかね?自分も相手も傷つけるという意味ではなく、自分自身にも、相手にも突き刺さるような音楽を提供したいという意味なのでしょうか。あくまで私個人の考えなんですけどね。

MOROHAの2人アーティスト名

そして、お二人のアーティスト名、なぜアフロとUKなのでしょうか?そもそもアフロさんは髪型アフロじゃなく坊主なんですよね。かつてアフロだったのでしょうか。UKさんも・・こちらはイニシャルなんですかね。それ以外で頭に浮かぶのは「イギリス」なんですが、結び付かない感じはしますね。

MOROHAの音楽

MOROHAについて、まず面白いと思ったのが、ラップとアコースティックギターという編成です。正直この編成のユニットは初めて見ました。そんな2人が放つ音楽が本当に凄いんです。抽象的な言葉はなくどストレートな歌詞でわかりやすく、ジャンルは大きく見るとHIPHOPなんですが、それ以外のジャンルにも思えてしまうほどで、アコースティックギターで奏でているのにROCKやPUNKにも感じてしまうんです。2010年の「でれんの!?サマソニ!?」で曽我部恵一さんが「事件だ」と絶賛したぐらいなのも納得です。

「Apollo 11」を聴いたら涙が出た

前置きが長くなってしまいましたが(すみません、書きたいこと書いてしまいました)、本題に入ります。

「Apollo 11」は10曲中4曲目に入ってるんですが、これを1回通して聴いた時、ついリピート再生をし、何度も聴いているうちに情景が段々と浮かび、涙が出てきました。

この曲がどのような曲かというと、「父親が、今日結婚式をする娘に贈ったメッセージ」と私は解釈しています。娘が生まれた時から今日までの人生について通るだろう道を描いているだけ・・と書くと語弊を招きそうですが、本当にごく普通にありそうな出来事が歌詞になっているんです。ただ、それが実にわかりやすいし、アフロさんが歌うことによってストレートに伝わってくるし、且つアコースティックギターのメロディが優しくてエモいんです。

私には娘が1人いるのですが、聴いている時に未来の情景が浮かんできて「あぁ、いつかはこの曲のような時が来るんだな」と思うわけですよ。そうなるとグッとこないはずがない、涙だって出てきますよ。

妻にこの曲についてプレゼンしたんですが、「逆に私は気丈に振る舞うことができそうだな」と言っていました。お母さんはそうなんですかね。

この時が来ないで欲しいとは思いません(ちゃんと結婚して欲しいのは親の願い)、25〜30年後でしょうか、その時が来たら娘に「Apollo 11」を贈りたいと思います。

Apollo 11

Apollo 11

  • MOROHA
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

その他の楽曲もいいですよ!

今回は「Apollo 11」に焦点を当ててお話しましたが、このアルバム、どれもエモーショナルで響く曲ばかりなんです。

最近オフィシャルで公開された「tommorow」のPVですが、楽曲とマッチしているですよね。


MOROHA『tomorrow』Official Music Video

ちなみに、このPVには東出昌大さんが出演していますが、東出さん、以前に「しゃべくり007」でMOROHAを紹介しているんですよね、東出さん以外に生田斗真さんも紹介しているようで・・それは知りませんでした。。お茶の間で公開されているということは、結構世間的に知られているのでしょうか。

エモーショナルで心に響くアーティストが1番本領を発揮してくれるのはもちろんライブだと思います。早く行きたくて仕方ないアーティストがまた増えました。

秋の夜長にMOROHAの「MOROHA III」、オススメです。娘がいる父親の方々、是非聴いてみてください。それ以外の方も結婚式に贈る曲としてものすごく心に残りますので是非検討を!