【これだけでOK!】個人事業主登録までの4ステップを簡潔にまとめてみた
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個人事業主(フリーランス)になるためにまず最初に通る道が「個人事業主登録」です。
何の書類が必要なのか?
どこに提出すれば良いのか?
初めてなので何をすれば良いかよくわからないという方が多いと思います。
実際私もよくわからず色々聞いたり調べたりし、登録を行いました。そこで1つわかったのは個人事業主登録自体は意外と簡単ということです。
ここでは「個人事業主登録」に最低限必要なことを書きます。後ろに補足を入れていきますのでそちらも参考にしてみてください。
個人事業主登録までの道のり
登録までのステップは以下の通りです。
- 登録場所を決める・調べる
- 必要な書類を集める
- 書類の記入
- 書類を提出!
1. 登録場所を決める・調べる
まずは事業登録をする場所(自宅や事務所など)を決めます。場所が決まったら届出を出す最寄りの税務署と都道府県税事務所の場所を調べておきましょう。場所によっては住んでいる市区町村に税務署や都道府県税事務所がない場合もありますので注意してください。実際私は隣の市にありました。
2. 必要な書類を集める
最低限登録に必要な書類は個人事業の開廃業等届出書ですが、1度に済ませた方が楽なので所得税の青色申告承認申請書と個人事業開始申告書もまとめて提出しましょう。所得税の青色申告承認申請書に関しては確定申告を白色申告で行うのであれば提出する必要はありませんが、最大で65万円の控除が受けられるため、出しておいて損はないはずです。
個人事業の開廃業等届出書と所得税の青色申告承認申請書は税務署で手に入りますが、国税庁のページからもPDFとして取得できるのでこちらを印刷した方が楽です。
個人事業開始申告書については各都道府県のページにありますので届出を行う場所の書類を取得してください。
個人事業の開廃業等届出書を取得する時の注意
「個人事業の開廃業等届出書」で検索すると検索結果に旧式のフォーマットのPDFファイルが出る場合があります。入力欄に個人番号が入っているのが最新なので印刷する前に確認するようにしてください。
3. 書類の記入
必要な書類が集まったら次は記入です。記入に関してですが、悩ましい箇所があったりするのでそこについて書いていこうと思います。個人事業開始申告書についてはフォーマットが異なるため省きます。)
個人事業の開廃業等届出書を記入するにあたって役立つポイント
- 職業
- 職業に関しては個人事業税が関わってきます。WEBデザイナーだったらかかる、ライターであればかからないなど若干曖昧な形になっており、登録者を悩ます1つの要素になっています。確かにかからないならそうでありたいと思いますが、ここは実際に行う事業を正直に記入した方が突っ込まれなくて良いと思います。私は行う業務のままに「システムエンジニア」と記入しました。
- 屋号
- 屋号は会社でいうと会社名にあたるものです。銀行で個人事業主用の口座開設をするなどで使用します。実際にどう名乗るか悩んだりしますよね・・そういう人の場合は屋号は記入しないという選択肢を取るのも良いかもしれません。私はさほど使用することはないだろうと思い未記入にしました。
- 届出の区分
- 未記入でOKです。
- 所得の種類
- 未記入でOKです。
- 開業・廃業等日
- 実際に開業する日付を記入してください。ただ、期限は1ヶ月以内なのでそれ以前の日付は無効になりますのでご注意を。私は六曜(先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口)だけ気にして登録日当日を開業日にしました。
- 事業所等を新増設、移転、廃止した場合
- 未記入でOKです。
- 廃業の事由が法人の設立に伴うものである場合
- 未記入でOKです。
- 開業・廃業に伴う届出書の提出の有無
- こちらの書類と同時に所得税の青色申告承認申請書を提出する場合は「青色申告承認申請書」又は「青色申告の取りやめ届出書」の有にマルをつけます。消費税に関する「課税事業者選択届出書」又は「事業廃止届出書」は提出しないので無にマルをつけます。
- 事業の概要
- 職業についても具体的に記載する欄です。実際に行う業務について詳しく書くと良いと思います。私は「WEBシステムの開発と運用」と書きました。
- 給与等の支払いの状況
- 給与を支払う人がいる場合は記入する必要がありますが、大抵の人はここの記入は必要ないので全て無にマルをつけます。
所得税の青色申告承認申請書を記入するにあたって役立つポイント
- 所得税申告を開始する年
- 平成○○年分以後の所得税の申告は、青色申告書によりたいので申請します。という箇所がありますが、こちらは実際に登録した年を記入します。
- 事業所又は所得の基因となる資産の名称及びその所在地
- 事業所が異なれば記入しますが、基本未記入です。
- 所得の種類
- 事業所得にマルをつけます。
- いままでに青色申告承認の取消しを受けたこと又は取りやめをしたことの有無
- 無にマルをつけます。
- 本年1月16日以後新たに業務を開始した場合、その開始した年月日
- 最初に青色申告をしようとする年の1月16日以後に開業した場合は記入します。ちなみに私は未記入でした。
- 相続による事業承継の有無
- 新たに個人事業主になる人にとっては基本的には無にマルをつけることになると思います。
- その他参考事項
- こちらは65万の控除を受けるために必要な項目にマルをつけます。必要な項目ですが、簿記方式は複式簿記、備付帳簿名は現金出納帳、売掛帳、買掛帳、経費帳、固定資産台帳、預金出納帳、総勘定元帳、仕訳帳にマルをつけます。
4. 書類の提出
記入が終わったらあとは提出するだけです。提出にかかる時間は5分とかからないです。実際に出してみると「え?これでいいの?」と拍子抜けしてしまうかもしれません(笑)ただ、2つの場所に提出をするので移動時間はかかります。
まとめ
個人事業主登録ですが、実際にやってみると書く内容もさほど多くないのでそれほど難しくないというのがわかります。難しいと思うのはおそらく書類に記載されている言葉なのではないでしょうか。どうもお役所に提出する書類というのは難しい言葉で書かれていることが多いですよね。。
登録を済ませても税金やら確定申告やら学ばなければならないことはたくさんあります。個人事業主登録というハードルは楽に突破してフリーランスのスタートラインに立ってみましょう!